子供のスキンケア

大人のものに限らず、子供のものでも『有名ブランドのものだと安心』と思われている方もいらっしゃるかと思いますが、実はパラベンや香料、石油を精製する過程でとれる鉱物油など多くの化学物質が使用されています。オーガニック製品だとそういったものが使用されていないので安心してお使い頂けます。

お子様のスキンケアとして重要なのが、日焼け止めです。ビタミンDはカルシウムの吸収を促し、骨や歯の形成を促進し、子供の成長には欠かせないものです。ビタミンDのほとんどは皮膚を通した紫外線の吸収によって作られます。外で遊ばせたり、日光浴をさせることはお子様の成長の為には必要ですが、その時は必ず日焼け止めでお肌を守り、一日に何度かこまめに日焼け止めを塗ってあげてください。

乳児と幼児のスキンケア

幼少期の表皮は薄く、表皮の一番上の層は大人の2/3ぐらいしかなく、刺激を受けやすくとてもデリケートです。皮膚が薄いので、乳児は体温調節が難しくすぐに冷えます。また、大人よりも、より化学物質や紫外線を吸収しやすいので、化学物質が入っていない安全なものを使用することをお薦めします。

ハイハイするまでは実際のところ、1週間に2-3回以上、お風呂に入れなくても大丈夫です。まさかと思うでしょうが、水に浸かることにより、皮脂が奪われ、乾燥しやすくなります。お湯だと更に乾燥します。入浴後は乾燥を防ぐ為に保湿をしっかりしてあげてください。そういう習慣を小さい時につけてあげることにより、10代、20代とスキンケアに対する意識が高まります。

10代のスキンケア

実際のところ、いつからスキンケアをスタートしたらいいのか悩みますよね?実際、生まれてからずっとスキンケアを行うことをお薦めします。ですが、子供達にスキンケアの仕方を教え、習慣化させることは中々難しいのが現状です。

10代になると身体が少しずつ大人になる準備が始まります。お肌も同じ様に変化し始め、思春期はホルモン環境の変化によって過剰な皮脂が増えやすいとされています。その為、ニキビが出来やすくなります。 

この時期が、スキンケアについての話をする絶好のタイミングです。まず、朝と夜に洗顔することをお薦めします。(最初は、朝と夜の洗顔が難しいのであれば、夜だけでもかまいません。少しずつ習慣づけていきましょう)この時、過剰にゴシゴシと洗うのではなく、優しく洗ってください。洗顔後には化粧水とウォーターベースの乳液をつけます。そして朝のお手入れとして、その後に日焼け止めを塗ってください。

特に女の子は薄くお化粧をしたりすることもあるので、寝る前には必ずきれいにお化粧を落とし、お肌が呼吸出来るよう清潔に保つことが大事です。洗顔をせずに寝た場合、枕などに汚れがつき、更にニキビを悪化させる原因にもなります。

ニキビ用のスキンケアプロダクトを選ぶ場合、気をつけて頂きたい点がいくつかあります。

多くのニキビ用製品にはイオウやレゾルシンという物質が含まれている場合があります。

これらは刺激が強く、お肌にダメージを与え、敏感肌や乾燥肌の原因となることがあります。そのため、最初はニキビが落ち着いても、次第に乾燥により、皮脂が過剰に分泌され、またニキビに悩まされ始めます。

私のオススメは、シンプリシテ ローズマリーブレミッシュジェル、またはティーツリーエッセンシャルオイルをスポットトリートメントとして、または夜に化粧水と一緒に2滴を混ぜて使う方法です。肌に負担をかけずにバクテリア除去をサポートします。

もしも深刻なニキビであれば、1度専門医を受診されることをおすすめします。

10代のニキビは、成長に伴い、男性ホルモンの分泌が活発になることが主な原因ですが、偏った食事を摂らないこともまた大切です。パンやパスタなどの炭水化物、脂っこい食事、甘いもの、またアルコールやカフェイン等は、ホルモンのバランスに影響をおよぼしニキビを悪化させる恐れがあるので多くとりすぎないように心がけましょう。これまで述べてきたことを日常生活に取り入れ習慣化させることは決して簡単なことではありませんが、このような正しい知識をお子さん自身がもち日常生活で実践していくことが、ニキビをつくらない悪化させないために、何より大切なことではないでしょうか。