出産前後のトレーニング – Club360

母親と働く女性のための姿勢矯正運動

こんにちは! 私の名前はニンケです。理学療法士、スポーツ理学療法士としてClub 360 で働いています。私は母国であるオランダで理学療法の学士号と修士号を取得しました。

私の興味のある分野の1つは、妊娠中、出産後の女性のケアです。赤ちゃんをつくる過程で起こる体の変化、そして出産後の体の回復はとても驚くべきものです。

妊娠中は体の変化だけではなく、マインドも同様に変化します。自分自身だけなく、お腹の中で成長している赤ちゃんの責任も負うことになります。それとともに、何を食べれば良いか、何を避けるべきか、運動をしても大丈夫かなど様々な不安が現れてきます。

今回はその最後の質問に答えていきたいと思います。簡単な答えは Yes! です。研究結果によると妊娠中の運動については肯定的な結果のみで、否定的な結果は報告されていません。妊娠中も運動を行っていた女性は、行っていなかった女性と比較して、体重増加が平均で8 ポンド少なく、さらに帝王切開のリスクも大幅に低くなります。胎児への悪影響は報告されておらず、報告されている影響の1つは、胎盤への血流が大きく、胎児の発達にプラスであるということです。

もちろん、運動は全ての人にとっての選択肢ではなく、運動が許可されていない医学的理由があるかもしれません。また、すべての運動が妊婦に適しているわけではありません。リスクの高い運動は一般的に避けなくてはなりません。自分でどのような運動を行うべきか分からない場合は、専門家の下での運動をおすすめします。妊娠中の女性のための特別なエクササイズグループがあり、Club 360には、安全な方法でアクティブな状態を維持できるように専門のパーソナルトレーナーがいます。ピラティスに興味があるなら、リフォーマーは体を強くアクティブに保つのに最適なツールであり、東麻布店 (東京タワー周辺) で使われています。もし不安な場合は、医師に相談して、運動するための医学的制限がないことを確認してください。

出産後、体は様々な形で変化します。産後は回復段階であり、体がもとの状態に戻るには時間を必要とします。おそらく赤ちゃんに母乳を与えているでしょう、また睡眠不足であるかもしれません、あなたは母親としての役割に精神的に順応しているのです。それには時間がかかり、急いではいけません。最初の6週間は、骨盤底筋の運動に集中する必要があります。医師または助産師が運動を再開を許可した後、安全な方法で、少しずつ始めていく必要があります。また腹直筋離開や骨盤底の問題など、運動を再開する前に対処しなくてはならない問題があることも忘れてはいけません。腹直筋離開とは、妊娠中に起こる腹直筋の中心の線の分離を意味します。出産後の早い段階で腹筋に圧力をかけないかぎり、このギャップはほとんどの場合自然に閉じます。同じことが、骨盤底にも当てはまります。妊娠中、骨盤底は緊張状態にあり、自然分娩はより多くの緊張を引き起こす可能性があります。出産後の早い段階で骨盤底への影響を制限することにより(走ったりジャンプしたりしない)、自然ともとに戻ります。また基本的な骨盤底運動は回復に役立ちます。専門のトレーナーまたは理学療法士が、腹直筋離開または骨盤底の問題があるかどうかを確認できます。出産前の段階と同様に、出産後の段階でも特化した運動があり、Club 360の専門のパーソナルトレーナーと理学療法士があなたの人生の特別な時期を喜んで手助けいたします。

次に、妊娠中および出産後の女性のために、いくつかの一般的な姿勢矯正のアドバイスをしたいと思います。妊娠中は重心が前方に傾くため、腰に過度の負荷を感じることがあります。重くなってきた胸に肩が引っ張られます。

足を壁から約10cm離して、背中を壁に向けて立ちます。次に、手2つ分のスペースが残るまで、腰を壁に向かって動かしてみます。それから、両方の肩甲骨を壁に対して平らにしてみます。最後に、あごを引いて、頭の後ろを壁にそっと押し付けます。この時に体をまっすぐ保つことを意識してください。

これは、出産後の女性にとっても効果的な姿勢矯正運動です。

次におすすめする運動は胸のストレッチです。ストレッチは出産前後にかかわらず重要です。背中の後ろで指を組んで、手を下に伸ばします。肩を低くし、頭が脊椎上に位置するようにします。肩の前、胸に向かってストレッチを感じるはずです。

いかがでしたか? 何か少しでも学んでいただけたら嬉しいです。ご不明な点やご予約を希望の場合は、お気軽にClub 360までお問い合わせください。